これまでの歩み

中国天津で教鞭をとっていた竹下格司が、敗戦後の日本で「塗料」の可能性にかけて「不二塗料店」を創業。社名の「不二」には、「二つとない良いものを取り扱っていく」という想いが込められている。

高度成長期、不二塗料店は「不二化成品有限会社」へと社名を変え、「商店から商社」への挑戦を始める。社名には、今後世の中で必要とされる化成品など、さまざまな商材を扱っていくという決意が込められている。

特殊な技術がなくても早く美しく仕上がる、コンプレッサーを使用した吹付作業を行う工事部門（後のリペア事業）を発足。売上を伸ばし、静岡市長沼に本社社屋を新築移転した。

ヤマハ株式会社などが拠点を構える浜松市に、浜松事業所を開設。メーカーの部品製造を下請けする地元工場などに、各種資材を納品した。

社員は建築業者に限らず、製造業など工業系のお客様の元を訪ね、塗料やプラスチックの営業を展開。懸命な営業活動によって事業領域は拡大し、「株式会社」へと改組を行った。

株式会社明電舎などが拠点を構える、沼津市に沼津事業所を開設。業務用大型冷蔵庫から一般家庭のキッチン製品まで製造していた昭和アルミニウム株式会社との取引で、さらに売上を伸ばした。

静岡市清水区鳥坂に工事部門を設立した。

本社プラスチック部門を分社化（後のワゴー株式会社）した。

不二化成品初の県外拠点。愛知県岡崎市に岡崎営業所を開設した。

静岡市駿河区大谷にFRP工場を開設した。

新たな商材を求めて渡米した鈴木鉄夫元常務取締役が「トラック導風板」に出会い、製品化を進める。試験でガソリンを約8％も節約できると証明され、「ウインザー（皇帝）＋Ｚ（これ以上のものはない）」と名づけられた。

1988年4月、格司社長が急逝する。幸嗣社長は準備も覚悟も決まらないなか事業を継承したが、先代が残した社是を心の支え、指針にし、不二化成品の精神で仕事を進めていった。

静岡市清水区大内に清水事業所を移転統合した。

全事業所の推しのお客様を集めて盛大にアピールする大展示会、Arth’93（フジカグループ統合展示会）を開催。初日は1,265名、翌日は1,116名の来場者があり、不二化成品の幅広い事業展開を周知することができた。

全国に向けて、フラットライティングシステム（FLS）の販売を開始した。

東京都に営業所を開設した。

幸嗣社長は自らは会長職に就き、三代目社長に栁田 一男を任命した。栁田社長は幸嗣社長の娘さんと結婚し、2001年に不二化成品に転職。入社してから14年間さまざまな部署で経験を積んだ。

金原塗料商工株式会社との資本提携を実施した。

不二化成品のあるべき姿、時代に左右されない精神について、全社員へのヒアリングなどを行い、「パーパス（存在意義）」として策定。さらにパーパスを実現するための「バリュー（価値）」という指針をつくりあげた。

まちづくりの担い手として、産学官民の連携を促進し、賑わい、魅力度、住みやすさアップ、地域課題の解決等、まちづくり活動の相乗効果を生み出す団体「草薙カルテッド」の賛助会員となった。

浜松開誠館の書道部との共創企画を実施。「書作品（画像）の編集等の方法」「カッティング文字体験」「UVプリンター印刷体験」などを生徒に講義した。

プロバスケットボールチーム「ベルテックス静岡」とパートナーシップ契約を締結した。

静岡県全域をホストエリアとして、磐田市を拠点に活動するラグビーチーム「静岡ブルーレヴズ」とパートナーシップ契約を締結した。

創業75周年を機に、心を一つにする「全社員懇親パーティー」を開催。不二化成品のビジョンが発表された。

仕入先様、メーカー様を招き、グランディエール ブケトーカイで「感謝の集い」を開催した。